昨日ショパンの幼児用楽譜をアップしましたが、今度は子供用、ソナチネアルバムが弾ける程度のレベルの楽譜です。
ショパンの１２の練習曲　作品２５−１、俗に「エオリアンハープ」「牧童」とか呼ばれてる曲です。
私はシューマンが名付けたエオリアンハープという名前が気に入ってるので、そっちで呼ぶようにしています。
原曲は変イ長調、右手も左手と同じ位、速く細かい譜割で休みなく弾き続ける、て感じの、まともに弾いたら小学生には辛いです。オクターブ以上の音程が多いので、なかなかうまく鍵盤に当たらないんですよね。
なので、オクターブ以上の音程は極力無しにして、右手も殆ど四分音符で弾けるようにしました。
ペダルを沢山使って下さい。右手をパランと弾くのも難しい人は、上の音だけ弾いて下さい。少しテンポが揺れてもかまわないので、左手の音が飛ぶ箇所は丁寧に弾くと感じがでます。
全体的に音量が小さいので、慣れないとドタバタなってしまうでしょうから、そういう時はソフトペダルを踏んどきましょう。
テンポは１００位ですが、適当にして下さい。

原曲はこちら。op.25-1(一番上の曲）をクリックするとPDFが出てきます。他の曲も色々載ってるので、楽譜持ってない方は見てみると面白いですよ。
コピー&ペーストして下さい。
http://imslp.org/wiki/Etudes,_Op.25_(Chopin,_Frederic)


１２の練習曲作品２５−１簡単アレンジ
ダウンロード(pdf)

この曲集はショパンのお気に入りで、自身の演奏会でもよく演奏していたそうです。ショパンが愛用していたピアノは「プレイエル」というメーカーで、今はほとんど出回ってません。繊細な音で、ボリューム、音域も控えめだったそうです。
反対にリストは、音がデカイピアノがお好みだったとか。


以前ショパンのエチュードと、「いつか王子様が」を掛け合わせた楽譜を作りました。
１２の練習曲ほど有名ではありませんが、「三つのエチュード」というので、そんなに難しくはないです。しみじみとしたいい曲です。
http://musicbrier.blog.shinobi.jp/Entry/145/

ラジオで生演奏もしてるので、よかったらご覧下さい。この回は、ショパンのエチュードとポップスを色々掛け合わせてへんなアレンジを沢山弾いてます。

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[3回]