2010/05/20 11:11:12
今回のテーマはけいおん、またまたかっこいいカタカナのテクニック(?)
弾いてる事よりネーミングの方がよっぽど難しいんちゃう?という指摘もありました。
その通りです。
生演奏は千と千尋より「あの日の夏」。久石譲さんのピアノソロ譜をフルートデュオ用にしました。久石さんは4度堆積を多用される方で、とくにイントロのあたり、ほとんど左手の和音は4度和音なので注意して聞いてみて下さい。
下の方に内容をまとめてみましたので、放送を聞きながら見ると納得度倍増します。
内容に関しては、教則本により多少説明が違ったりする事もあります。まだ新しい理論なので。
バックナンバーも合わせてみると、けいおん度が増します。
文字クリックで動画へ進みます。
vol.44 2月10日 テーマは楽譜を書く時に便利な記号。クラシックだけではなく、ポップスにも活用しましょう。
vol.49 3月17日 テーマは「モード」。譜例も載せてるので、放送と合わせてご覧下さい。
vol.53 4月14日 テーマはアレンジの色々なワザ。生演奏は「SweetMemories」
フォースインターバルビルド 4th/5th interval build4度/5度堆積和音
普通は三つおきに音を重ねる和音が一般的ですが、これは4つおき、5つおきに重ねる事で、独特のサウンドを出す事が出来ます。久石譲さん多用中!
アッパーストラクチャートライアド upper structure triad
コードが二段重ねになってます。理論的に言えば、下のコードのテンション音が上手くかさなって、別の和音に聞こえてるだけの事なんですが、あえて別々のコードネームを付けて、特に上のコードを強調した音使いをすると、カッコいいサウンドやメロディが育成可能。
ハイブリッドコードhybrid
アッパーストラクチャーと似てますが、下のコードの第三音が抜けてます。表記するときは「omit3」(オミット3)と書きます。第三音は調性、サウンドの性格を決定する最重要音なので、これが抜けるとあいまいなサウンドになり、色々な場面で使用可能です。オミットコードだけでハイブリッドという事もあります。
フュージョンコードfusion chord
おもにフュージョンのジャンルで多用されてたのでこのネーミングが付いたそうで、俗称です。
ミラー(鏡)コード mirror chord
ある音を軸にして、そこから上下の音程を同じに重ねることです。譜例ではドを基準にしています。
ピラミッドコード pyramid chord
上に重ねるごとに音程の間隔を狭める重ね方です。
クラスター cluster密集音隗
スケールをばーんとまとめて弾いちゃいましょう。腕で鍵盤を叩く人もいます。鍵盤楽器には非常に簡単に演奏出来るコードです。ここぞという時に使って目立っちゃいましょう!
コンパウンドコード compound chord複合和音
コードネームも付け用が無い程めちゃくちゃな音の事。
♬♫♩♪♬♫♩♪♬♫♩♪♬♫♩♪♬♫♩♪♬♫♩♪♬♫♩♪♬♫♩♪♬♫♩♪
パッシングノートpassing note
経過音です。ドとファがあったら、その中のレ、ミの事です。
スケールアプローチscale approach
例えばドという音を弾くまえに、そのすぐ上や下のレやシを弾いてあげる事。
コンビネーションアプローチcombination approach
例えばドという音を弾く前に、そのすぐ上や下のレやシを組み合わせて弾いてあげる事。
クロマティックアプローチdouble chromatic approach
例えばドという音を弾くまえに、そのすぐ半音上や下のド♯やシを弾いてあげる事。
ダブルクロマティックアプローチdouble chromatic approach
例えばドという音を弾くまえに、そのすぐ半音上や下の音を2つ、組み合わせて弾いてあげる事。
クロマティックコンビネーションアプローチchromatic combination approach
例えばドという音を弾くまえに、コンビネーションとクロマティックアプローチを組み合わせて弾いてあげる事。
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